中央横断面図(明治丸)
この中央横断面図には製造番号のほか、MEIJI MARUと明記されており、1874年3月3日付でロイド船級協会の承認を受けている。
24分の1の縮尺を用いた中央横断面図で、各部材の材質、寸法を詳細に記入してあることは現今の方式と同じである。ただし、片面のみである。現今の船舶設備規程で定められている錨鎖、索等の大きさ数量等の基準となる艤装数に相当するOutfit Number(Number for Equipment)をその計算式と共に詳細に記入してある。
1860年代後半に汽船の大型化が始まり、各種の船型のものが出現したため、ロイド規則についてNumber for Equipmentの算出方法に関する議論が交され、1870年に改正が行われた直後であったため、その計算式を明示したものと推察される。
長さ | 223フィート |
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幅 | 30フィート |
深さ(主甲板上端まで) | 15フィート1.5インチ |
長さと幅の比 | 7.43 |
長さと深さの比 | 14.74 |