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講義?ワークショップ等の報告

第1回「高度専門キャリア形成論Ⅰ?Ⅱ」の報告です

2013.05.29

 

第1回 高度専門キャリア形成論Ⅰ?Ⅱが、5月24日(金)に開催されました。

 「ビジネス社会のルール ~ コンプライアンスとマナー ~」
  森 栄 氏(三菱マテリアル株式会社 顧問)

初回ということで、初めに竹内俊郎先生より、本科目の主旨および受講登録の方法について説明があり、『博士号取得後には、様々なキャリアパスがあることを知ってもらいたい。』と述べられました。

DSC00183_modified.jpg続いて森氏より、社会人として必須の法律基礎知識についての講義がありました。具体的な事例を豊富に示しながら、時には法律の文章を読み、丁寧に説明されたことで、聴講者にも分かり易く受け入れられていたようです。

始めにコンプライアンスとは、「企業ばかりでなく個人に対しても、社会とのかかわりにおいて守るべき行動規範」であり、企業が生き残るために必要であることを強調されました。続いて、「信義に従い、誠実に行動する」ことや、「社員と企業の損害賠償責任」について、パロマ湯沸器事件を例示して解説されました。それに関連して、三菱グループの基本理念のひとつである「処事光明」について紹介があり、事業の経営はフェアープレーに徹し なければならないという意味であるとの説明がありました。森氏はかつて、『仕事は成果ではなく、やり方が大事である。』と教わったという言葉が印象的でした。

セクハラ等の解説場面では、立ち上がって身振り手振りで具体的に示しながら熱弁を振るわれ、楽しくまた分かり易く話を聴くことができました。また、反社会的団体に対する対応等の説明は、非常に具体的で分かり易く、企業の現実を理解する貴重なお話であり、森氏の経験の豊富さを窺い知ることができました。

最後の章で森氏は、「社会人のビジネスマナー」としてたくさんの事例を挙げて解説をされ、『人に好感を与える、人に迷惑をかけない、人に敬意を払う、が根幹の精神である。』と述べられた森氏の言葉が心に残りました。

DSC00188_modified.JPGこのような社会人マナーを基礎から学ぶ機会は少なく、また社会に出る前に正しく学ぶことの重要性を痛感することができた、という意見が多かった講義でした。森氏が、『博士号取得者が社会に出て、恥をかかないために役立てれば。』という思いで講演された意図が、よく伝わった講義内容だと感じられました。
 

次回の開催予定

  ※ 日程と教室が変更になっていますのでご注意ください

第2回 高度専門キャリア形成論Ⅰ?Ⅱは、6月20日(木)に開催されます。
  「企業から見た人材像」 小島伸一 氏 (株式会社いであ 取締役相談役)
   開催場所は、bob博彩公司_申博体育在线-投注*官网 講義棟32番教室です。

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