講義?ワークショップ等の報告
第6回「高度専門キャリア形成論Ⅰ?Ⅱ」の講義報告です(H27年度)
2015.10.27
平成27年10月22日(木)、bob博彩公司_申博体育在线-投注*官网?2号館100A教室で、平成27年度第6回高度専門キャリア形成論が開催されました。
? キャリアデザイン講座第3弾
『何が決め手となったのか? 就活に役立ったことはなに?』
塩谷?和美 特任教授(東京海洋大学キャリア開発室)
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神田室長の開講挨拶に続いて、塩谷特任教授から本日の講義趣旨について説明がありました。
今年度の就活を終了した6名の先輩に体験談を話してもらうので、来年度に就活する方々の参考にしてほしい。今年度の就活は3か月間後ろ倒しになったが、実質的には昨年と同様に対応した企業が多く、学生側も実際には就活を早く開始していた。
続いて、6名の先輩が順番に登壇して、それぞれの就活体験が発表されました。
最初に、藤田慶彦さん(MC2)が発表されました
大学の実績だけに捉われず、自分のやりたいことを中心に、業界を絞って会社を選んだ。業界全体セミナーで、志望する会社の実態等について調べた。無料の就職面接コンサルも自分の癖を知るために役に立った。面接では、ただ質問に答えるだけではなく、素にならない程度に喋ったことが内定を獲得した理由だと思っている。そして、熱意が相手に伝わることを意識して臨む必要がある。色々な人に会って話を聞き、人から見られることを意識すると良いと思う。
次に、菅原大地さん(MC2)が発表されました
夏のインターンシップから就活を始めた。同期になるという目で他大学の応募者を見ると、会社選びの参考になった。第一志望の会社は、技術力が高く、理念に共感したので選んだ。先生や友人たちとたくさん話し、応募書類等を客観的に見てもらうことが大事だ。面接では、楽しそうに、伝わり易く、そして面白く伝えることが重要だと感じた。OB訪問等で、企業のことを理解していく努力が成功に繋がったと思う。縁をたぐり寄せていくような就活だった。
次に、井川かなえさん(MC2)が発表されました
ESが上手く書けなかった会社は、自分に合っていない会社だったと思う。他大学の応募者をよく見て、その会社が自分に向いているかどうかを判断するのも良い。地方にも優良企業は沢山ある。社内の競争が少なく、一人ひとりの裁量が大きく、残業も少ない方が良いと思う人にはU?Iターンを勧めたい。自分を飾り過ぎないことが内定の決め手だったと思う。就活と研究を同時に進めるのはストレスだったが、指導教員と相談しながら打開策を見つけていった。
次に、澁谷勝晶さん(MC2)が発表されました
業界を絞り込めず、内定も出なかったので多くの会社にエントリーすることになってしまった。他企業での就活経験や面接対策は、自分を上手く売り込むために役に立った。「ここで働きたい」と強い意志を示したことが内定の決め手になったと思う。就活は、自己分析等で自分を客観的に見る良い機会だった。業界研究で、本当に行きたい会社を絞っておくことが重要だと感じた。就活だけだと気が滅入ってくるので、学業や遊びも取り入れて臨んでほしい。
次に、齋藤有希さん(MC2)が発表されました
公務員と民間企業を両立しようとすると、中途半端になって身が入らないのでどちらかに絞った方が良い。合同説明会より、本社の説明会に参加して実際に社員と話す方が良い。説明会で出会った社員の方々が、活き活きと仕事をしていたことに魅力を感じて入社を決めた。持ち前の性格を活かし、海洋大での経験をアピールしたことが内定の決め手になったと思う。5年後、10年後のヤリガイを考えて、将来も働ける職場を探すことが一番良いと思う。
次に、提箸真弘さん(MC2)が発表されました
何か一つ内定が欲しいと思い、公務員と民間企業を併願した就活だった。学内合同説明会に参加してモチベーションを上げた。民間企業と公務員では、試験対策も面接対策も全く違う。公務員の面接でも、明るさ、前向きさが終始求められ、笑顔が大事だ。就活は準備が8割であり、調査は最初に広く、そして徐々に狭くしていくのが良い。また、戦友や相談できる人を探すことも大切だ。応募する企業に個別の接点を持つことで、志望動機が書き易くなる。
最後に、塩谷先生から纏めの話がありました
6名の先輩に共通しているのは、就活を早い時期から始めたこと、準備段階で企業をある程度絞り込んでおいたこと。そして、5~6月頃には内々定が出ている。5年後、10年後の働き方について、自分と向き合って考える機会が持てるのは就活の時期しかなく、自分が成長できる機会でもある。企業は面接で、その人の将来の伸び代と、仕事を一緒に楽しくできるかを見ている。そして、自主的に考え抜く力、やり抜く力を持った人間を採りたいと考えている。
「利害関係のない人の話も聞くことが大事なので、いつでもキャリア開発室に相談に来てほしい」と締め括りました。
以上