講義?ワークショップ等の報告
第2回「高度専門キャリア形成論Ⅰ?Ⅱ」の講義報告です(H29年度)
2017.05.29
平成29年5月19日(金)、bob博彩公司_申博体育在线-投注*官网?楽水会館で、平成29年度第2回高度専門キャリア形成論が開催されました。
?『大学院の専攻とその後のキャリア形成』
~ 広告で研究を発信 ~
? 久松 和恵 氏 国立研究開発法人 海洋研究開発機構
~ 食べることでつながる未来 ~
? 河口 友美 氏 日本ハム(株)中央研究所 ヘルスサポート課
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最初に、キャリア開発室の塩谷 和美 特任教授から「本日は、海洋大学OBの2名が発表されます」と開会の挨拶がありました。
その後 久松 和恵 氏より「広告で研究を発信」について講演が行われました。
*就職氷河期の学部卒業の就職活動を断念し、修士への進路に
充実した大学院の生活であったが、大学院修了時もまだ就職氷河期であり、厳しい就職活動だったが最初の会社は決まった。
営業の仕事はきつく、再度研究の現場に戻る決心をして、現在のJAMSTECに応募し、任期一般職採用となった。
*すべて初体験の報道、報道や広報の仕事に戸惑う毎日
報道課に配属になり、子供向けにわかりやすい解説のサイトを作ろうと、知識やスキルの無かった自分に奮発し、土日も返上して猛勉強を続けた。
広報での仕事は新聞掲載記事を担当し、原稿執筆に必要な数々のスキル習得やイラストレーターも特訓した。それらの努力が認められて正職員となれた。
*仕事のむずかしさと、やりがいを感じる毎日と更なる挑戦
JAMSTECの顔である広報?報道の自覚を持って、現在は人に喜んでもらえることを励みとして、
海洋化学技術の発展に寄与できることを喜びとしている。
これからも毎日を大切に、仕事に真摯に取り組むことをモットーとして励み、本を出したいという夢をいつか叶えたい。
学生の皆さんに伝えたいことは?
学生時代は海洋大学でしかできない体験を積んで、先生や友人、先輩後輩との、つながりを大切にしてほしい。最初の就職(正規雇用の総合職)は重要であり、しっかり準備して就職活動をしてください。
続いて、河口 友美 氏 より「食べることでつながる未来」についての講演が行われました。
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*好奇心を現実にしていく行動力を発揮した大学生活
実習船に乗りたく食品生産学科から生物資源学科に、野球をやりたくなり女子野球部を作った。
毎日が充実していた。大学院では、研究生活にシフトして、代理親魚養殖研究に没頭した。
研究を仕事にしたいと思った。
*日本ハム中央研究所勤務にしつつ、広島大学後期博士課程へ
会社員としての仕事、大学院生としての研究、社会人ドクターとしての仕事を掛け持ち、人生で最もきつかった博士号取得の広大駐在時代。
自分の目指した夢の実現に必死であった日々は、振り返れば懐かしく思える。
*新しい研究テーマで体育学分野への貢献し未体験の営業職を志願!
鶏肉の筋肉の研究から人の筋肉に作用する新しいペプチドを抽出し商品化できた。
基礎研究を続けるか自問し、メーカーにいるのだから開発商品の普及に努めたい!と、
営業部隊へ大きな進路転換をした。
開発商品は大学陸上部や日本女子代表ラグビーチームにも評価をいただき採用された。
学生の皆さんに伝えたいことは?
企業研究者は利益貢献が最優先であり、同時に短時間での成果が求められる。良い仲間に恵まれて、研究が続けられる毎日に感謝している。
大学時代の経験は役立つ。色んな挑戦をして欲しい!
最後にキャリア開発室の塩谷 和美 特任教授から、計画された偶然性理論についてお話がありました。
<自ら機会を作り出し、機会によって自らを変える>
?チャンスは人から与えてもらうものではなく、自ら作るもの?
また、予期せぬ出来事を必然的な偶然に換える5つの思考パターンの考え方についても、今後の就職活動において活用してもらいたい。と述べられて、本日の講演が締め括られました。
今回の講演会には102名の参加がありました。 ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ??
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