気仙沼市?東京海洋大学連携事業「"海と生きる"連続水産セミナー」第7シーズンが終了しました
2021年6月 8日
気仙沼市と東京海洋大学は平成24年に連携協定以来、様々な取り組みを行って参りました。この海と生きる水産セミナーは、平成26年から気仙沼の水産関連従事者を対象とし、漁業現場や水産業界の課題解決に向けた研究紹介や国内外での調査動向など、各分野における講師陣をお招きし、これまで計33回のセミナー講演会を実施してきました。
今年度最終回の「"海と生きる"連続水産セミナー第4回目」(2021年6月7日開催)は、「水産情報のスマート化-漁業情報サービスセンターの取組み」をテーマに、一般社団法人 漁業情報サービスセンター(JAFIC)より、和田時夫会長をはじめ6名の講師の方々にJAFICの取組についてご講演いただきました。
これまで日本漁業の発展を支えてきた漁海況予測技術の現状や動向、さらには最新のAI技術を駆使した漁場予測手法やデータ連携?統合システムの開発など、水産業のスマート化を推進する漁海況情報サービスの拡充へ向けた取り組みの経験を学べる良い機会となりました。
ご参加?ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
また、本学三陸サテライトでは、今後引き続き気仙沼市と緊密な連携のもと、様々な機会を通じて研究成果を広く社会に還元するとともに、地域活性化に幅広く貢献していくことを目指しております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【第7シーズン開催内容】は次の通りです(計4回)
第1回 令和2年11月27日(金)
テーマ:「スマート水産業の可能性と課題―電子商取引を中心として―」
講 師:婁 小波(東京海洋大学 海洋政策文化学部門 教授)
第2回 令和3年1月14日(木)
テーマ:「水中ロボットを使った水産業とその未来:持続可能な地域産業と豊かな海へ」
講 師:和泉 充(東京海洋大学 海洋資源エネルギー学部門 教授)
第3回 令和3年3月10日(水)
テーマ:「IUU(違法?無報告?無規制)漁業の問題とこれからの漁業?資源管理-水産政策の改革を踏まえて-」
講 師:松井 隆宏(東京海洋大学 海洋政策文化学部門 准教授)
第4回 令和3年6月7日(月)
テーマ:「水産情報のスマート化-漁業情報サービスセンターの取組み」
講 師:漁業情報サービスセンター
イントロダクション-水産業のスマート化とJAFIC 和田時夫(会長)
1.スマート水産業へ向けた人工衛星の活用とデータ連携 斎藤克弥(システム企画部長)
2.AI等を活用した漁場予測情報の提供 矢吹崇(システム企画部グループリーダー)、大瀧敬由(海洋事業部主任)
3.漁船向け多機能アプリケーション「エビスくん」について 中園博雄(海洋事業部担当部長)
4.漁獲情報のデジタル化と収集?配信のオンライン化 藤田真(事業統括部長)、渡邉一功(水産情報部長)