基金の概要
基金趣意書 ~ 海洋の未来を拓くために ~
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東京海洋大学は、平成23年に「東京海洋大学基金」を設置し、皆様からいただいた貴重な寄附金を、優秀な学生への修学支援をはじめ、課外活動や学生ボランティアへの支援に活用させていただいております。
また、平成28年の税制改正に伴い、「修学支援事業基金」を創設し、優秀な学生が経済的理由で修学を断念することがないよう、給付型の奨学金として支給させていただいております。
特に、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた令和2年度から令和4年度においては、学生の修学支援として、経済的に修学困難な学生に奨学金給付、新規に渡日する私費外国人留学生の受入支援、保護者の家計の急変やアルバイトの収入減少により、生活支援を必要となった学生や、遠隔授業への対応費用等のため貸与支援を行うことができました。
一方で、昨年からの不安定な世界情勢によって、エネルギーや食糧価格が高騰し、生活の困窮度が増している状況では、この基金事業を継続?発展させていくことは必要不可欠であると考えております。
日本で唯一の海洋系大学として、未来を担う学生の多様な活動を支援するために、今後とも皆様方のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。(令和5年4月)
基金の運営体制
東京海洋大学基金運営委員会を平成23年6月に設置し、募金活動の方針や基金の運用?使途など、基金の運営に関することを審議しています。また、大学基金運営委員会の下に学部をはじめとして各事業毎に支援委員会等を設置し、特に明治丸支援委員会等においては学外の有識者を加えることで、学内外の幅広い意見を取り入れております。
寄附の必要性
国から交付を受けている運営費交付金は、国立大学の運営基盤を支える経費ですが、国の厳しい財政状況の下、減少傾向にあります。東京海洋大学の運営費交付金は、法人化直後と比較して約8.7%(約4.6億円)減少しています。そのため、外部資金の獲得の推進など収入の増加に努めています。
(外部資金収入:共同研究収入、受託研究収入、受託事業収入、寄附金収入、科学研究費補助金(直接経費))
教育?研究の質を維持するため、皆様のご協力をお願い申し上げます。