品川?越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科
大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】田中絢音さん(修士2年)が、日本プランクトン学会において学生優秀発表賞を受賞しました。
大学院海洋科学技術研究科
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2024年9月13日~16日に島根大学の松江キャンパスで開催された、2024年度日本プランクトン学会?日本ベントス学会合同大会において、本学大学院生の田中絢音さんが学生優秀発表賞を受賞しました。
【受賞者】
田中 絢音(大学院海洋科学技術研究科 海洋資源環境学専攻 博士前期課程2年)
【受賞研究のタイトル】
日本沿岸におけるSynechococcus属の色素表現型から見た多様性について
【受賞研究の内容】
日本各地の19地点の海岸を対象に植物プランクトンSynechococcus属の色素タイプ組成を温度、塩分とともに調べた。緑色光の吸収に優れるType 3a?は閉鎖性の強い内湾で優占し、沿岸域で常に出現しており、Synechococcus?属群集の主要構成者であることがわかった。一方で、高塩分で外洋水の流入影響を受けやすいと考えられる海域では青色光の吸収に優れるType 3cが検出された。沿岸域のSynechococcus?属群集の構成は単純ではなく、外洋由来のType 3c、沿岸由来のType 3aと中間的なType 3bから構成され、色素表現型からみて多様であることがわかった。
<関連リンク>
日本プランクトン学会?日本ベントス学会合同大会2024