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国立大学法人 東京海洋大学

品川?越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科

大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。

【受賞?表彰】藤方陸人さん(修士1年)が、第20回地盤工学会関東支部発表会(Geokanto2023)において優秀発表者賞を受賞しました。

大学院海洋科学技術研究科 企業?研究者の方 在学生の方

【受賞者】
藤方陸人(大学院海洋科学技術研究科 海洋資源環境学専攻 博士前期課程1年)

【受賞研究のタイトル】
駿河湾の深海海底地盤表層における着座型三成分コーン貫入試験

【受賞研究の内容】
地盤の土質を判別するために用いられる方法としてサンプリング試料を用いた室内土質試験が一般的である。一方、原位置試験では電気式コーン貫入試験を用いたRobertsonにより提案された土質分類チャートによる簡便な判別手法も広く利用されている。本チャートは外国の陸上地盤を対象に提案されたものであったが、過去の多くの研究結果や実務経験を基に本邦の陸上地盤においても十分に適用可能であることが示されている。しかし、陸上地盤と地盤構成や堆積条件が異なる海洋地盤(特に深海)への適用可能性については未だ十分に検討されていない。そこで、深海での利用が可能な着座型三成分コーン貫入試験装置を開発し駿河湾の深海海底地盤を対象とした現場試験を実施した。さらに、得られた結果と同地点でのサンプリング試料の物理試験結果との比較を行った。なお、この現場試験は、2023年5月10日~17日にかけて実施された海洋研究開発機構による深海潜水調査船支援母船「よこすか」及び有人潜水調査船「しんかい6500」による調査(YK23-08C)内で実施された。

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左から)谷和夫教授、藤方陸人さん、野村瞬准教授

<関連リンク>
公益財団法人地盤工学会関東支部
地盤工学会関東支部発表会GeoKanto
第20回関東支部発表会優秀発表者

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