品川?越中島キャンパス大学院海洋科学技術研究科
大学院海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と大学院生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】安平光希さん(修士2年)が、日本海洋学会 海洋生物シンポジウムにおいて学生優秀発表賞を受賞しました。
大学院海洋科学技術研究科
企業?研究者の方
在学生の方
2024年3月14日に開催された日本海洋学会 海洋生物学研究会 海洋生物シンポジウムで、本学大学院生の安平光希さんが学生優秀発表賞を受賞しました。
【受賞者】
安平光希(大学院海洋科学技術研究科 海洋資源環境学専攻 博士前期課程2年)
【発表タイトル】
東京湾におけるThalassiosira属珪藻の季節変動
【研究内容】
東京湾において優占している珪藻Thalassiosira属について光学顕微鏡法によって細胞密度を明らかにするとともに、単離培養株を作成して、電子顕微鏡観察によって種同定を行ったうえで、18S rDNA配列を決定した。その配列情報を元に、DNAメタバーコーディング法で得られた結果を照合したところ、夏季にはThalassiosira binataが植物プランクトンの中で圧倒的に優占していることが分かった。これまでも同種の存在は知られていたが、光学顕微鏡法のみでは細部形態が分からず、DNAメタバーコーディング法では正しい遺伝子情報がDNAデータベースに存在しなかったため、どちらの方法でも正確な種同定や細胞密度評価ができていなかったが、単離培養と両手法を組み合わせることで明らかにすることができた。
<関連リンク>
日本海洋学会