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令和6(2024)年度東京海洋大学国際交流協定校との交流事業報告
「東京海洋大学国際交流協定校との交流事業」では、国際交流協定機関との連携を強め、本学の国際化を推進するため、国際交流協定機関と実施する共同シンポジウム等の開催のために必要となる経費の一部を支援しています。本件は、本事業により実施されました。
【シンポジウム名】
シンガポール国立大学理学部食品学科との第14回「食品の科学と工学に関するシンポジウム」
【目的】
研究発表および情報交換、国際的な研究者ネットワークの構築
【概要?成果】
東京海洋大学学術研究院食品生産科学部門は、シンガポール国立大学理学部とJoint Symposium on Food Science and Technologyを2008年より毎年共催してきました。今年度は、2024年11月20日?21日に北海道大学水産学部にて、カセサート大学、北海道大学と共同でシンポジウムを開催いたしました。本学からはラベ?イヴァン准教授、高橋 希元准教授および柴田 真理朗准教授と13名の学生が参加いたしました。2日間のシンポジウムにおいて、水産科学、栄養科学、食品工学、微生物学など多様な分野における46題の発表が行われ、活発な議論が交わされました。さらに、ラベ准教授が「Multiphysics analysis during the broiling process of whole fish application in foods」を題材に基調講演を行い、さらに中村 柚咲学生(食機能保全科学専攻博士後期課程3年)が「Enhancing the quality of greater amberjack muscle using liquid shio-koji」で優秀口頭発表賞、鈴木 絵里香学生(食機能保全科学専攻博士前期課程1年)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。最後に、本シンポジウムに対する「東京海洋大学国際交流協定校との交流事業」による支援に感謝いたします。
【期待される効果】
本シンポジウムを通じて、学生たちは国際的な舞台での発表経験を積むことができ、さらに世界トップランクの大学の研究者や学生と交流することで、視野を広げる機会を得ました。また、中村学生、鈴木学生による優秀発表賞の受賞は、今後の研究活動へのモチベーションとなることが期待されます。
シンポジウムの参加者