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国立大学法人 東京海洋大学

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タイ王国農業協同組合省水産局との国際交流協定の調印式が行われました

国際交流?留学

令和5616日、タイ王国農業協同組合省水産局のチャレムチャイ?スワンナラック局長ほか5名が本学を来訪し、在京タイ王国大使館サコン?ワナセッティー参事官及び独立行政法人国際協力機構(JICA)横田千映子農業?農村開発第一グループ課長他の同席の下、本学との国際交流協定の調印式が実施されました。

 本学とタイ王国農業協同組合省水産局とは、令和元年より文部科学省と外務省の支援によるJST/JICAの国際共同研究プロジェクトである"地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「世界戦略魚の作出を目指したタイ原産魚介類の家魚化と養魚法の構築」"を元に研究者交流、共同研究、人材育成を推進しています。本協定の調印により、連携が益々深化することが期待されます。

一行は、井関俊夫学長、舞田正志教育?国際担当理事?副学長、廣野育生教授と会談を行い、JICAの奨学金によりタイ水産局から本学に大学院生を受け入れていること等、両機関のこれまでの活発な交流実績を再確認するとともに、タイ政府が幅広い分野の人材育成計画を立てていることや、本学の学生のフィールド調査先としてタイの水産試験場を活用することなどの情報交換が行われました。また、将来的に、オンラインによる人材育成プログラムの開発の共同実施や本学学生のインターンシップ派遣等、新たな交流の在り方について活発な意見交換を行いました。会談後に一行は、廣野教授の研究室や養殖等の実験室、マリンサイエンスミュージアムを訪問しました。

 本学とタイとの共同研究の開始は平成11年に遡り、2つのJSPS事業、平成23年及び平成30年採択のSATREPS事業を元に実施され、タイの一大産業である養殖に関し、餌の開発?感染症予防?育種といった研究が行われており、例えば、感染症にかかったエビを見つけ出す診断法を開発し、開発した検査法はタイ政府の感染症標準検査法に採用され、国際獣疫事務局(World Organization of Animal Health (WOAH))においても標準法として採用されるなどの優れた成果を生み出しています。また、本学で学位を取得したタイ人は、現在ではタイ政府、大学、民間企業等で活躍しています。

本学は、今後も、日タイ交流の促進に資するよう、タイ水産局との共同研究及び人材育成に係る連携を引き続き積極的に推進して参ります。

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調印式の様子

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会談の様子

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集合写真
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マリンサイエンスミュージアム見学

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