Q1.学科?学部を選んだ理由は? 物流のプロとしての専門知識を身に付けたい 小学生の頃から、東日本大震災などの自然災害をたくさん目にしてきて、インフラに携わることができる、社会の役に立つ仕事をしたいという夢がありました。高校生になるまでは具体的な職業を考えていませんでしたが、高校の進路指導の際に担任の先生に選択肢の一つとして進められたのがこの大学でした。詳しく調べてみると、日本において有数の物流のプロを育成するための学科があるということを知り、「物流」は最も重要なインフラの一つであり、非常にやりがいのある業界なのではないかと思いました。IOT化が進む現代で、AIに取って代わられることのない職業につくためには、自分の武器になる専門知識を身に着けることが必要だと感じていたため、そのような専門知識を深く学べる点をとても魅力的に感じ、流通情報工学科を志望しました。
Q2.この学科?学部に決めて良かった点は? 多様な分野に触れ、就職活動の幅も広がった 文理融合の学科であるという点がとても魅力的に感じました。学科ならではの物流系の専門知識を1年生から学べることも素晴らしいですが、それに加えて英語やスペイン語などの言語や統計学?マーケティング論などの経済系、プログラミングや数学などのIT系と、多くの分野に触れることで広い視野を持って社会を見ることができ、就職活動の幅も広げることができると思います。さらに、大きな大学と違って、研究室配属が3~5人と少人数なので、教授との距離が近く、些細なことも相談しやすいという点が一人暮らしの私にとってはとてもありがたいです。
Q3.あなたの研究テーマは? 物流業界の労働者不足に対処する輸送方法「リレー輸送」の研究 「リレー輸送」に関する研究を行っています。リレー輸送とは、一つの輸送行程を複数のドライバーで分担するリレー方式での中継輸送です。法改正や少子高齢化による労働者不足に伴い、物流業界が抱える問題を解決する手段として、リレー輸送がどのような条件であれば有効か、そしてその支援ツールについて分析しています。私たちがこれからも、どんな状況においても今より便利な生活を実現するために、物流には何ができるのかを考えることがこの研究の面白さであり、物流企業の方々に意見をもらいながら実践的な研究をできることが大きなやりがいとなっています。
散歩でお気に入りの場所を見つけ、リフレッシュ。 最近の趣味は散歩です。お気に入りの街やカフェを見つけて勉強をしたり、写真を撮って家族と共有したりすることが私にとってのリフレッシュになっています。季節によって違った雰囲気を発見することができるのが大きな魅力だと思っています。
Q4.理想の未来像は? 世界で活躍する物流のプロになりたい 私は、1年生のころから物流業界に絞って就職活動を続けてきて、ずっと第一志望としていた物流系商社から内定をもらうことができました。最適な物流の形態を提案するコンサルティングを行ったりと、大学で専門的に学んできた事を仕事に直接生かせるため、この学科を選んでよかったと感じています。将来的には海外赴任をしたいと考えており、現在もTOEICの勉強を継続中です。日本を支える、物流のプロフェッショナルの一人として世界で活躍できる人材になりたいです。
東京海洋大学を目指す方へのメッセージ 受験生の皆さんには、無限の可能性があると思いますし、大学だけですべてが決まるとは私は思っていません。自分にとって一番心がときめく環境を選ぶことが、受験において最も大切だと思います。海洋大はのびのびとした環境で、自分のペースで夢を実現できる場所だと思うので、ぜひ挑戦してみてください。