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国立大学法人 東京海洋大学

bob博彩公司_申博体育在线-投注*官网海洋資源環境学部

海の環境保全や、海洋資源?エネルギーの利用開発について、現場で活躍するための実習?実験を重視した教育研究を行っています。

【受賞?表彰】中東 和夫教授が「2024年度日本火山学会論文賞」を受賞しました

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海洋資源エネルギー学部門の中東 和夫教授を含むグループが2023年に発表した「人工地震探査による姶良カルデラ下のマグマ溜まり」の研究論文が日本火山学会論文賞を受賞しました。

【受賞者】
中東 和夫 教授(海洋資源エネルギー学部門)

【受賞対象論文】
Solidified magma reservoir derived from active source seismic experiments in the Aira caldera, southern Kyushu, Japan.
Earth Planets Space, 75, 166, doi:10.1186/s40623-023-01919-z
論文リンク
https://earth-planets-space.springeropen.com/articles/10.1186/s40623-023-01919-z

【受賞概要】
 本論文は人工震源を用いた地震波探査により、姶良カルデラの現在の地震波速度構造を詳細に解析したもので、低頻度高リスク噴火を起こすカルデラ火山の地下構造を明らかにした重要な研究である。得られた地震波速度構造からカルデラの構造、固結および溶融マグマ溜まりの分布や推定体積を定量的に論じている点は優れている。また、固結したマグマ溜まりが、過去の噴火におけるマグマ上昇流路に影響したり、観測で得られる膨張圧力源に近接したりしているようにみえるという指摘は、特に新規性があり興味深い。本論文では鹿児島地溝の詳細な反射法地震探査断面も得られ、この地域が基盤の四万十層群とその上位の地溝埋設堆積物により構成されるとの予察的な報告がなされている。今後、本成果と地質研究とをあわせた詳細な分析検討により、カルデラ形成過程を考察するための更なる成果が期待される。
 以上により、本論文は火山学に関する特に優れた貢献であると判断され、2024年度日本火山学会論文賞に相応しいと認めた。

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<関連リンク>
日本火山学会論文賞(Best Paper Award)

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